文献詳細
文献概要
特集 神経系疾患と臨床検査 Ⅲ.神経生理 2.脳波・誘発電位
4)運動関連脳電位とJerk-locked backward averaging法
著者: 北村純一1
所属機関: 1日本医科大学付属第2病院リハビリテーション・センター
ページ範囲:P.1399 - P.1401
文献購入ページに移動はじめに
運動関連脳電位(movement-related cortical poten-tials;MRCP)とJerk-locked backward averaging(JLA)法は随意運動や不随意運動を呈する筋肉の筋放電をトリガーとし,逆行性に加算平均(backward averaging)を行うことにより,その筋放電に先行する脳電位を求める方法である.経頭蓋磁気刺激などの多くの神経生理検査が外的刺激を与えて引き起こされる刺激後の筋放電などの反応を解析する検査であるのに対して,MRCPとJLA法はトリガーより前の成分の解析をすることが最大の特徴である.
運動関連脳電位(movement-related cortical poten-tials;MRCP)とJerk-locked backward averaging(JLA)法は随意運動や不随意運動を呈する筋肉の筋放電をトリガーとし,逆行性に加算平均(backward averaging)を行うことにより,その筋放電に先行する脳電位を求める方法である.経頭蓋磁気刺激などの多くの神経生理検査が外的刺激を与えて引き起こされる刺激後の筋放電などの反応を解析する検査であるのに対して,MRCPとJLA法はトリガーより前の成分の解析をすることが最大の特徴である.
掲載誌情報