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文献概要
特集 神経系疾患と臨床検査 Ⅴ.神経病理 2.末梢神経
4)解きほぐし法
著者: 斉藤豊和1
所属機関: 1北里大学医学部内科
ページ範囲:P.1532 - P.1535
文献購入ページに移動はじめに
神経線維解きほぐし法は,生検神経を単一の神経に分離して,その形態を実体顕微鏡下に観察してその病態をみる方法である.実際には腓腹神経での検討が行われているが,剖検での神経線維への応用も可能であり,末梢神経障害の病態を検討するにはきわめて簡易でかつ重要な検査法であるが,必ずしも普遍化されているとは言い難い.
本稿では解きほぐし法の仕方から臨床での有用性を中心に解説する.
神経線維解きほぐし法は,生検神経を単一の神経に分離して,その形態を実体顕微鏡下に観察してその病態をみる方法である.実際には腓腹神経での検討が行われているが,剖検での神経線維への応用も可能であり,末梢神経障害の病態を検討するにはきわめて簡易でかつ重要な検査法であるが,必ずしも普遍化されているとは言い難い.
本稿では解きほぐし法の仕方から臨床での有用性を中心に解説する.
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