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文献詳細

雑誌文献

臨床検査41巻3号

1997年03月発行

文献概要

今月の主題 白血病・最近の進歩 カラーグラビア

急性リンパ性白血病の形態と表面形質

著者: 川合陽子1 三ツ橋雄之1

所属機関: 1慶應義塾大学医学部中央臨床検査部

ページ範囲:P.249 - P.253

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1.はじめに
 急性白血病は白血病細胞(芽球)が主として骨髄中で腫瘍性に増殖する疾患である.大きく急性リンパ性白血病(acute lymphoblastic leukemia;ALL)と急性骨髄性白血病(acute myelocytic leu-kemia;AML)に分類され,芽球の性質によりさらに細分類される.ALLは未熟なリンパ球系の芽球の腫瘍性増殖をきたす疾患として位置付けられている.
 急性白血病の分類として現在普及しているのは,1976年にBennetらによって発表されたFAB分類である1).FAB分類は現在までに数回の改訂が繰り返され,ALLの分類では1981年に診断一致率の向上のためにscoring systemが加えられた2)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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