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今月の主題 白血病・最近の進歩 総説
白血病細胞の染色体・遺伝子異常
著者: 平井久丸1
所属機関: 1東京大学医学部附属病院無菌治療部
ページ範囲:P.261 - P.270
文献購入ページに移動 白血病の分子機構はシグナル伝達研究の進歩,染色体転座点遺伝子の単離,さらには最近の細胞周期制御因子の発見などにより詳細に理解されるようになった.増殖因子から受容体を経て核内に伝わるシグナル伝達経路上のさまざまな分子,あるいは細胞周期やアポトーシスにかかわる数々の分子なども遺伝子異常を生じると白血病発症にかかわることが示されている.
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