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文献詳細

雑誌文献

臨床検査41巻6号

1997年06月発行

文献概要

今月の主題 感染症における病原因子 総説

細菌の産生する毒素とその作用機序

著者: 唐光慶1 本田武司1

所属機関: 1大阪大学微生物病研究所細菌感染分野

ページ範囲:P.625 - P.632

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 細菌の産生する毒素はその標的細胞に対する作用機序に基づいて3種類に大別できる.1つは酵素活性を持ち細胞質内に侵入性を有する毒素で細胞質内あるいは細胞膜の内側に存在する基質に作用する.もう1つは細胞質内に侵入しないが膜貫通型レセプターを介してシグナルを入れ毒作用を発揮する毒素である.また,細胞膜に孔を開け細胞を溶解する毒素もある.細菌毒素の作用機序の特徴について,主としてこの3つについて解説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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