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文献詳細

雑誌文献

臨床検査41巻6号

1997年06月発行

文献概要

今月の主題 感染症における病原因子 技術解説 産生毒素とその検出法

腸管出血性大腸菌

著者: 竹田多恵1

所属機関: 1国立小児病院小児医療研究センター感染症研究部

ページ範囲:P.669 - P.673

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 腸管出血性大腸菌(EHEC)の検査は,志賀毒素(Stx)の検査をすることとも言い換えられる.方法としては生物活性試験,免疫学的方法(ELISA,ラテックス,濾紙),遺伝学的方法(PCR,プローブ法)がある.その中でPCR法は迅速性,特異性,感度のすべてで優れていて,臨床的にも行政的にも汎用されている.免疫学的手法も簡便性では優れている.金コロイド標識抗体を用いたイムノクロマト濾紙法は感度は悪いが,迅速診断法としては最も期待される手法である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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