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文献詳細

雑誌文献

臨床検査41巻6号

1997年06月発行

文献概要

今月の主題 感染症における病原因子 話題

敗血症とエンドトキシン

著者: 大林民典1

所属機関: 1自治医科大学付属病院臨床病理部

ページ範囲:P.674 - P.676

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 1991年,シカゴで開催された米国胸部疾患学会・救急医学会合同の敗血症と臓器不全に関する用語統一会議(会長Roger C. Bone, MD)で,敗血症(sepsis)の定義に先立ち,全身性炎症反応症候群(systemic inflammatory response syndrome;SIRSと略され,サースと発音されている)という概念が提唱された.それは原因のいかんを問わず,全身性炎症反応の兆候として,以下の4項目のうち2項目以上を満たすもの,とされた1)
 ①体温が38℃を超えるか36℃未満.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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