文献詳細
今月の主題 臨床化学分析の指示反応系
指示反応系の特徴と問題点
文献概要
Trinderが4-アミノアンチピリンとフェノールの組み合わせをグルコースオキシダーゼを用いたグルコースの比色定量に用いて以来,臨床検査の分野における酵素的測定法の爆発的普及と並行して,特にオキシダーゼ系における発色試薬の研究開発が盛んに行われてきた.共存物質の影響を受けにくい,安定でより高感度な発色試薬を目ざしてカップリング型とロイコ型の発色試薬が数多く合成され,モル吸光係数の理論的限界に近い105前後の色素を生成する化合物も実用化されている.
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