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文献詳細

雑誌文献

臨床検査41巻9号

1997年09月発行

今月の主題 臨床化学分析の指示反応系

指示反応系の特徴と問題点

PNP,CNP

著者: 金島才仁1 小川善資2

所属機関: 1三光純薬(株)研究開発部 2北里大学医療衛生学部臨床化学研究室

ページ範囲:P.1025 - P.1028

文献概要

 PNPとCNPは,コンティニュアスモニタリング法に用いられる酵素活性測定用基質のための指示反応物質としてたいへん便利なものである.アルカリホスファターゼ,α―アミラーゼ,α―グルコシダーゼ,β―グルコシダーゼなどの加水分解酵素の活性測定に多用されており,酵素活性を1段または2段反応で測定できるメリットがある.一方では,PNP・CNPの発色強度の至適pHと酵素活性の至適pHの一致しない例が多くあり,また検体中のアルブミン遊離脂肪酸の影響を受けやすいという問題があるから,測定の精度や目的に応じて使い分ける必要がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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