icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査41巻9号

1997年09月発行

今月の主題 臨床化学分析の指示反応系

コレステロール測定の指示反応系

コレステロールデヒドロゲナーゼ-UV法

著者: 松本祐之1 森下芳孝1 深津俊明2

所属機関: 1名古屋大学医学部附属病院検査部 2名古屋大学医学部臨床検査医学講座

ページ範囲:P.1033 - P.1038

文献概要

 コレステロールデヒドロゲナーゼ-UV法は,反応性,直線性,再現性,試薬の安定性において良好であり,コレステロールオキシダーゼ法で問題となる還元物質の影響のみならず,他の影響物質からの干渉をまったく受けない特異的かつ精密な測定方法である.米国の実用基準法であるAbell-Kendall法とも一致し,正確度にも優れた方法である.
 UV法であるためNADHの分子吸光係数により理論的な濃度算出が可能であり,コレステロール測定における標準物質の検定や標準物質の製品管理などの客観的な評価ができる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら