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文献詳細

雑誌文献

臨床検査41巻9号

1997年09月発行

文献概要

今月の主題 臨床化学分析の指示反応系 コレステロール測定の指示反応系

コレステロールデヒドロゲナーゼ-ホルマザン法

著者: 栢森裕三1 片山善章1

所属機関: 1国立循環器病センター・臨床検査部

ページ範囲:P.1039 - P.1045

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 酵素的測定法を利用したコレステロール測定の指示反応系には,コレステロールオキシダーゼによって生成する過酸化水素を,ペルオキシダーゼ-色原体に導く可視域での測定法が一般的である.さらに最近,コレステロールデヒドロゲナーゼを利用したピリジンヌクレオチド(NADH)の変化に基づく,紫外部での検出反応が報告されている.本稿ではこれらの検出系とは異なり,コレステロールデヒドロゲナーゼによって生成したピリジンヌクレオチドを,水溶性ホルマザン色素を生成する新規テトラゾリウム塩を利用して検出する測定法について紹介する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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