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文献詳細

雑誌文献

臨床検査41巻9号

1997年09月発行

文献概要

今月の主題 臨床化学分析の指示反応系 話題

アミラーゼ活性測定法の指示反応系

著者: 牧瀬淳子1

所属機関: 1横須賀共済病院中央検査科

ページ範囲:P.1047 - P.1050

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1.はじめに
 α-アミラーゼ(AMY:EC 3.2.1.1)活性測定法は本来の基質であるデンプンのような高分子量のα-1,4グルコシド結合を水解する方法から,構造の明確なオリゴ糖またはその誘導体を基質とする方法に変化している.それは近年,オリゴ糖の生成が容易になったことと,サイクロデキストリントランスフェラーゼによる糖転移反応の利用により,還元末端グルコースへの各種化学基の修飾が容易となったことなどの技術進歩の結果である.この合成オリゴ糖を基質にした酵素的測定法は,AMY反応で遊離した生成物を共役酵素の存在下で,検査可能な化合物や色素に変化させて測定する方法である.これらの方法を指示反応系で分類して,各測定法について説明する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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