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文献詳細

雑誌文献

臨床検査42巻1号

1998年01月発行

文献概要

今月の主題 骨髄腫細胞とその産生蛋白 総説

骨髄腫細胞の増殖機構

著者: 石川秀明1 河野道生1

所属機関: 1山口大学医学部寄生体学

ページ範囲:P.22 - P.28

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 液性免疫の担い手であるBリンパ球は,骨髄で最終分化を遂げ,形質細胞となって抗体(主にIgG)を産生する.骨髄腫細胞は,ヒト形質細胞の単クローン性腫瘍細胞で,主に骨髄を増殖の場とする.正常形質細胞と同様,骨髄腫細胞も細胞膜表面上の接着分子の発現によって,種々の分化段階に分けられる.インターロイキン6(IL-6)は,骨髄腫細胞の増殖因子であるが,とりわけ,未熟骨髄腫細胞がIL-6に反応して増殖する細胞群であることが判明した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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