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文献詳細

雑誌文献

臨床検査42巻1号

1998年01月発行

文献概要

コーヒーブレイク

紅萌ゆる

著者: 屋形稔1

所属機関: 1新潟大学

ページ範囲:P.76 - P.76

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 京都大学検査医学教授だった村地孝さんが退官まもなく急逝されてから早いもので7年半の歳月が流れた.しかし彼氏の印象はときを経てさらに新たなるものが多い.
 名古屋市立大学生化学教授から検査医学領域に移り分析化学の新風を吹きこんだり,文部省の科研費を獲得しやすくしてくれたなど,功績は数多い.国立大学中検会議などでの弁舌さわやかな論旨,国際学会での外人そこのけの巧みな英語など才気奔ばしる存在は特有であった.私がご一緒した仕事では,ある人から私的な学術集会の結成を依頼され,河合忠さんと村地さんに相談して研究フォーラムを数年間続けたことがあった.検査隣接領域の名だたる研究者に年数回東京か関西に集まっていただき当時第一級の研究を開陳してもらい,ものすごいカルチャーショックを受けた.このときの村地さんの企画,他分野に対する深い理解からくる司会ぶりは今でも鮮やかに思い出される.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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