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文献詳細

雑誌文献

臨床検査42巻1号

1998年01月発行

文献概要

研究

酵素免疫測定法によるIgGサブクラス測定の基礎検討

著者: 清水徹1 住吉由紀子1 袋本隆史1 永友緑1 今川昂1

所属機関: 1株式会社ミドリ十字中央研究所

ページ範囲:P.117 - P.124

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 IgGサブクラスを測定する目的で,われわれはWHO推奨のモノクローナル抗体とWHO reference serum 67/97に基づく標準血清から構成された酵素免疫測定法(ELISA)によるキットを開発した.基礎的な検討の結果,希釈試験ではすべて原点に収束する良好な直線が得られ,同時,日差再現性とも高い精度を示し,他施設で日差再現性をみた場合もほぼ同等の精度と平均値を示した.特異性試験の結果,交差性はみられず,感度も良好で,IgGサブクラスの総和と総IgG値との関係を調べたところ良好な相関牲が認められたことから,本ELISAキットは特異性に優れ,高感度に精度よく測定が可能であると判断された.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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