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今月の主題 蛋白尿の病態解析 蛋白尿のメカニズム
糖尿病性腎症と微量アルブミン尿
著者: 羽田勝計1
所属機関: 1滋賀医科大学第3内科
ページ範囲:P.1084 - P.1091
文献購入ページに移動 尿中アルブミン排泄量の増加を微量アルブミン尿(microalbuminuria)と呼ぶが,現在この微量アルブミン尿の検出が糖尿病性腎症の早期診断に用いられている.微量アルブミン尿の基準値は明確にはされていないが,20μg/分(約30mg/日)あるいは30mg/gCrがよく用いられている.糖尿病性腎症の成因が微量アルブミン尿の成因でもあるが,なかでも腎臓内血行動態異常に起因する糸球体高血圧と,糸球体基底膜のcharge barrierの障害が重要である.
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