icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査42巻10号

1998年10月発行

文献概要

今月の主題 蛋白尿の病態解析 蛋白尿のメカニズム

糸球体疾患における蛋白尿の成因

著者: 御手洗哲也1

所属機関: 1埼玉医科大学総合医療センター第4内科

ページ範囲:P.1092 - P.1096

文献購入ページに移動
 最近,糸球体構成細胞が透過性に関与することが明らかにされ,透過障壁として糸球体上皮細胞(ポドサイト:podocyte)の足突起間にあるslit diaphragmの重要性が指摘されてきた.糸球体疾患における蛋白尿の成因として,透過性亢進因子,補体成分,活性酸素などが注目されているが,今後,透過障壁の分子レベルでの解析により,糸球体における透過選択性の分子機構がより明確にされ,蛋白尿の成因が解明されることが期待される.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?