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今月の主題 蛋白尿の病態解析 蛋白尿のメカニズム
糸球体疾患における蛋白尿の成因
著者: 御手洗哲也1
所属機関: 1埼玉医科大学総合医療センター第4内科
ページ範囲:P.1092 - P.1096
文献購入ページに移動 最近,糸球体構成細胞が透過性に関与することが明らかにされ,透過障壁として糸球体上皮細胞(ポドサイト:podocyte)の足突起間にあるslit diaphragmの重要性が指摘されてきた.糸球体疾患における蛋白尿の成因として,透過性亢進因子,補体成分,活性酸素などが注目されているが,今後,透過障壁の分子レベルでの解析により,糸球体における透過選択性の分子機構がより明確にされ,蛋白尿の成因が解明されることが期待される.
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