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文献詳細

雑誌文献

臨床検査42巻10号

1998年10月発行

文献概要

シリーズ最新医学講座―遺伝子診断 Technology編

遺伝子検査の自動化

著者: 宮地勇人1

所属機関: 1東海大学医学部臨床病理学教室

ページ範囲:P.1140 - P.1147

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はじめに
 分子生物学的解析技術の進歩は感染症,癌,先天性疾患の診断に必要な病因遺伝子を検出する遺伝子検査を可能とした1).遺伝子検査は今日,酵素や操作法の改良,新しい解析技術の導入がなされた結果,非放射性の簡易測定キットが市販され,感染症検査を中心に日常臨床検査として普及している2).最近,迅速な大量検体測定を目的として各種核酸増幅技術を用いた遺伝子検査の自動化機器が登場し3),さらに,新たな解析技術の開発とその自動化,検体からの核酸抽出の自動化も進められている4)
 本稿では,遺伝子検査の自動化の現状を概説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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