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文献詳細

雑誌文献

臨床検査42巻10号

1998年10月発行

文献概要

私のくふう

肺機能検査に用いる清潔な鼻クリップの工夫

著者: 藤田純子1 長谷川かおり1 椛島由佳1 横井直美1 桑原正喜1

所属機関: 1愛知県総合保健センター臨床検査部

ページ範囲:P.1174 - P.1175

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1.はじめに
 肺機能検査時に被検者の鼻を摘む鼻クリップは,皮脂や化粧で汚れやすい.また,皮膚に接する部分は,大部分がゴムのスポンジあるいは発泡ウレタン製であるためいったん汚れるとその清掃は容易ではない.使い捨ての製品も市販されているが,その多用は日常検査にはそぐわない.したがって,多人数の検査を行う健診施設などでは,この汚れ対策は重要な問題となっている.汚れの沈着を防止し,清潔さを保つため従来から種々の工夫がなされているが,満足できる手段はない状況である.
 筆者らは,鼻クリップのスポンジ部分に心電図の胸部電極に被せる心電図電極用ディスポーザブルパッド(商品名:ケンツ―ゲレクト,スズケン株式会社製)を被せて乾燥させた後,ここに圧迫カット綿を両面テープで貼り付け使用している.この工夫を施した鼻クリップは清潔感を保つことが可能となったので紹介する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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