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今月の主題 臨床検査情報処理の将来 将来への展望
次世代のLISとは―企業が考えるこれからの臨床検査システム
著者: 松崎駿二1
所属機関: 1(株)エイアンドティー
ページ範囲:P.635 - P.640
文献購入ページに移動 ラボラトリーインフォメーションシステム(LIS)はすでにパッケージシステム主流の時代となっているものの,いまだユーザー個別のカスタマイズに多額の経費を要する.したがって,カスタマイズ負荷の少ないシステム開発を目指すべきである.また,LISの処理内容も,次世代のものとして,エキスパートシステム(Expert System)や画像処理の実現を目指すべきであるし,CollaborationやOn-Lined Work-flowなどの最新OA環境の導入も期待できるものがある.しかし,近年のパソコンフィーバーに浮かされた状況から一歩下がりLISの本質を捉えていかないと,外見だけの次世代LISを生んでしまうことが懸念される.
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