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今月の主題 臨床検査情報処理の将来 診療支援のための検査情報処理
通信ネットワークを用いた遠隔病理診断―超高精細画像(SHD)システムを用いて
著者: 武市光司1 秦順一1
所属機関: 1慶應義塾大学医学部病理学教室
ページ範囲:P.647 - P.650
文献購入ページに移動 通信ネットワークのめざましい発達は,新しい医療の方法論を生みつつある.それが遠隔医療である.遠隔医療の導入はますます分業化される傾向にある現代の医療の中で,グループ医療の再編成を生む新たな手段としても期待されている.その具体的な方法の1つが遠隔病理診断である.病理形態診断では,当然のことながら,画像に対しての要求度は高く,双方向かつ即時性を持った情報の提供が要求される.われわれはこれらの点を重視し,世界で初めて遠隔操作可能なシステムを開発した.
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