icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査42巻6号

1998年06月発行

文献概要

今月の主題 臨床検査情報処理の将来 話題

電子カルテシステムの新時代における臨床検査システム

著者: 蟻川典佳1 峯島英光1

所属機関: 1富士通(株)医療システム部

ページ範囲:P.667 - P.669

文献購入ページに移動
1.はじめに
 コンピュータを活用した検査部門の情報システムの歴史は25年以上に及ぶ(表1).第1世代は,単なる転記作業の軽減から始まった.第2世代は,システム化分野の拡大を推進した.第3世代は,オーダリングシステムを核とした病院情報システムへの対応を推進した.第4世代は,搬送装置などを導入して検査業務の合理化を図った.われわれは,コンピュータ,分析装置などハードウェアの能力アップやソフトウェア技術の進歩に支えられ,検査業務の効率化や患者サービスの向上を支援してきた.そして今,先進的病院では,病院情報システムの究極といわれる電子カルテシステムの導入検討が始められ,臨床検査システムも環境の整備を迫られている.本稿では,これから臨床検査システムに携わるかたを対象に,電子カルテシステム時代における臨床検査システムの技術情報について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?