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今月の主題 多発性内分泌腫瘍症(MEN) 総説
MENの臨床
著者: 渡邉太郎1 芝英一1
所属機関: 1大阪大学医学部腫瘍外科
ページ範囲:P.731 - P.737
文献購入ページに移動 多発性内分泌腫瘍症(multiple endocrine neopla-sia: MEN)は,2腺以上の内分泌腺に特定の組み合わせで同時性または異時性に,過形成・腺腫・癌が発生する疾患で,発生する内分泌腫瘍の組み合わせでMEN1とMEN2の2つに大別されている.いずれも常染色体優性遺伝の形式で遺伝し,1つの内分泌腺の中でも病変が多発(多中心性)することが特徴である.MENの診療に際しては,この疾患の特徴・病態を十分に理解していなければならない.
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