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新しくクローニングされた腫瘍特異抗原―PRAME
著者: 池田英之1 松下麻衣子1
所属機関: 1慶應義塾大学医学部先端医科学研究所細胞情報研究部門
ページ範囲:P.811 - P.813
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この数年間に細胞傷害性T細胞(CTL)の認識する腫瘍抗原が数多く同定されてきた.多くはメラノーマからクローニングされたものであり,MAGE遺伝子(癌―精巣抗原),チロシナーゼ遺伝子(メラノサイト分化抗原),CDK4遺伝子(点突然遺伝子)をそれぞれ代表とするような抗原遺伝子が同定された.最近,以上のようなカテゴリーには属さず,その腫瘍認識機構も類をみない抗原PRAMEがやはりメラノーマから同定されたため紹介したい.まず解析に用いられたシステムについて簡単に述べる.
この数年間に細胞傷害性T細胞(CTL)の認識する腫瘍抗原が数多く同定されてきた.多くはメラノーマからクローニングされたものであり,MAGE遺伝子(癌―精巣抗原),チロシナーゼ遺伝子(メラノサイト分化抗原),CDK4遺伝子(点突然遺伝子)をそれぞれ代表とするような抗原遺伝子が同定された.最近,以上のようなカテゴリーには属さず,その腫瘍認識機構も類をみない抗原PRAMEがやはりメラノーマから同定されたため紹介したい.まず解析に用いられたシステムについて簡単に述べる.
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