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研究
胃癌組織のパラフィン切片を用いたin situ Reverse Transcriptase Polymerase Chain Reactionによるp53mRNAの検出―DNaseによる消化効果の検討
著者: 西野信一1 福地邦彦2 小林英昭1 嘉悦勉1 河村正敏1 草野満夫1
所属機関: 1昭和大学医学部第二外科学教室 2昭和大学医学部臨床病理学教室
ページ範囲:P.823 - P.826
文献購入ページに移動①1N HCl室温30分間とDNase4倍希釈37℃16時間の条件でゲノムDNAが消化できた.②1N HCl室温30分とDNase2倍希釈,37℃4時間の条件でゲノムDNAの消化は不十分であり,消化には16時間を要した.③残存Proteinase Kを加熱処理で失活させることによりDNaseの消化作用を高めた.
これらの結果により,ゲノムDNAが消化できmRNAの局在を形態学的に確認でき臨床材料への応用が期待できる.
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