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今月の表紙 血液・リンパ系疾患の細胞形態シリーズ・8
急性骨髄性白血病(AML-M7)
著者: 栗山一孝1 朝長万左男2
所属機関: 1長崎大学医学部附属原爆後障害医療研究施設分子医療部門分子治療研究分野 2長崎大学医学部附属原爆後障害医療研究施設
ページ範囲:P.838 - P.839
文献購入ページに移動AML-M7の頻度は全AMLの1~3%である.骨髄線維化を伴いやすくdray tapのことがあり,吹き付け標本しか得られないことも少なくない.このようにAML-M7は巨核芽球の同定もさることながら悪条件を背景に診断を強いられることもあり最も形態学的診断が難しいタイプの1つである.巨核芽球はミエロペルオキシダーゼ(MPO)陰性であるので他のMPO陰性芽球との鑑別が必要となる.
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