icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査42巻8号

1998年08月発行

文献概要

資料

ラテックス凝集法を用いた血清中の腸管出血性大腸菌O 157 LPS抗体検出キットの開発

著者: 小野智子1 高田真人1 前田俊郎2 伊藤昭夫2 神野英毅2 川村尚久3 竹田多恵4

所属機関: 1ユカ・メディアス株式会祉 2三菱化学株式会社診断事業部 3大阪労災病院小児科 4国立小児病院小児医療研究センター感染症研究部

ページ範囲:P.945 - P.947

文献購入ページに移動
 操作が簡便・迅速なスライド板を用いたラテックス凝集法による大腸菌O 157 LPS抗体検出キットを開発した.本キットは臨床上有効な特異性および再現性を保有し,妨害物質の影響もなく,他のO血清型大腸菌LPSに対する抗血清との交差反応はなかった.臨床検体では,感染初期にO 157抗体が感度よく検出された.
 従来の便培養検査では陰性だがO 157感染が疑われる患者に対して,感染早期における本キットの診断応用が期待された.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?