文献詳細
今月の主題 血管壁細胞
各論―測定と病態との関連
文献概要
ケモカイン(chemokine)は白血球遊走・活性化作用を有する塩基性のヘパリン結合性蛋白の総称である.ケモカインは炎症,免疫,発生,感染制御などの機能にかかわっている.さまざまな疾患でケモカインが測定された結果,ケモカインがさまざまな臨床病態に関与することが明らかにされており,今後,臨床検査にも応用されていくと考えられる.血管壁にかかわる主なケモカインとしてIL-8,MCAF/MCP-1があり,これらを中心にケモカインと病態,臨床検査法とのかかわりについてまとめた.
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