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文献詳細

雑誌文献

臨床検査43巻12号

1999年11月発行

文献概要

今月の主題 心電図 技術解説

臨床電気生理学的検査

著者: 小宮憲洋1 早野元信1 土居寿志1

所属機関: 1長崎大学医学部第3内科

ページ範囲:P.1491 - P.1497

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 臨床電気生理学的検査法とは,体表面心電図記録ならびにヒス束電位図を含む複数の心腔内電位を同時記録しながら心臓の興奮発生や興奮伝播などの電気生理学的な情報を得る方法である.この検査の目的としては各種不整脈の診断,発生機序の解明や発生箇所の決定,徐脈頻脈の誘発,抗不整脈剤の効果判定,ペースメーカーの植え込みの適応決定などが挙げられる.近年盛んに行われるようになってきたカテーテルアブレーションの際にも重要な役割を果たしている.この検査は電気的刺激生成や興奮伝播などの不整脈についての知識を必要とし,設備としてはプログラム刺激装置,多チャンネル電位記録装置,電極カテーテルを必要とされる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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