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文献詳細

雑誌文献

臨床検査43巻13号

1999年12月発行

文献概要

シリーズ最新医学講座―遺伝子診断 Technology編

Allele Specific PCR(ASPCR)法

著者: 成澤邦明1

所属機関: 1東北大学大学院医学系研究科遺伝病学分野

ページ範囲:P.1641 - P.1647

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はじめに
 Allele Specific PCR(ASPCR)法はPCRとアガロース電気泳動とを組み合わせた方法であり,既知の病因小変異(ミスセンス変異,ナンセンス変異,スプライシングの障害,小さな欠失など)の検出や一塩基置換型遺伝子多型(SNP)を調べるのに極めて有用な方法である.簡便で,再現性があり,経済的な方法として繁用されている.この方法は1989年にWuら1),Newtonら2),Sarkarら3),Okayamaら4)によってほぼ同時に報告され,各々が独立して命名したことからallele-specific polymerase chain reaction(ASPCR)法,amplification refractory mutation system(ARMS)法,PCR amplification of specific a1leles(PASA)法,allele-specific amplification(ASA)法など複数の名が用いられている.本稿ではASPCR法として述べることにする.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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