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文献詳細

雑誌文献

臨床検査43巻2号

1999年02月発行

文献概要

今月の主題 深在性真菌症 話題

IVH関連真菌症

著者: 舟田久1

所属機関: 1富山医科薬科大学医学部感染予防医学講座

ページ範囲:P.196 - P.200

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1.はじめに
 高カロリー輸液(静脈栄養intravenous hyper-alimentation;IVH)が,外科,内科を問わず,重症患者の治療管理に果たした役割は計り知れない.これに必要な中心静脈カテーテルは,刺入操作に伴って皮膚バリアを破綻させるだけでなく,栄養以外の目的にも供用されることを前提に長期間留置される.このため,留置例はつねにカテーテル汚染による直接的な血管内感染の危険に曝される.実際,IVH施行患者が増加するにつれて,真菌血症,とりわけカンジダ血症の増加と転移性病巣の形成による2次的合併症が注目されている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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