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今月の主題 原発性免疫不全症 総説
原発性免疫不全症の診断
著者: 﨑山幸雄1
所属機関: 1手稲渓仁会病院小児センター
ページ範囲:P.373 - P.379
文献購入ページに移動 原発性免疫不全症はその臨床像と免疫機能の欠陥から抗体欠乏症,複合免疫不全症,食細胞機能不全症に大別することができる.抗体欠乏症はB細胞の分化・活性化に関わる分子の欠陥による.複合免疫不全症は主としてT細胞の分化・活性化に関わる分子の欠陥で,B細胞の機能異常はT細胞から適切な相互作用を受けられないことによる.
T,B両細胞の分化・活性化に関わる分子が明らかにされつつあるので,その診断も分子レベルで考えることが必要である.
T,B両細胞の分化・活性化に関わる分子が明らかにされつつあるので,その診断も分子レベルで考えることが必要である.
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