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今月の主題 原発性免疫不全症 病因解析
WASP
著者: 小田淳1
所属機関: 1北海道赤十字血液センター,研究部
ページ範囲:P.445 - P.449
文献購入ページに移動 Wiskott-Aldrich症候群の原因蛋白であるとされるWASPはその構造から低分子量G蛋白のエフェクターとして細胞骨格改編に作用するものと想定されている.以前,WASPはアクチン重合に関与することが指摘されたが,最近の知見からは,WASPの役割はT細胞抗原刺激の際などに限局しているらしい.このことからも明らかなように,WASPの機能にはまだ不明な点が多い.本稿では,WASPの機能と病態との関連についての最新の知見を紹介したい.
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