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文献詳細

雑誌文献

臨床検査43巻5号

1999年05月発行

文献概要

トピックス

T細胞でのアレルギー誘導の制御

著者: 星岡明1 河野陽一2

所属機関: 1千葉市立海浜病院小児科 2千葉大学医学部小児科

ページ範囲:P.580 - P.582

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1.はじめに
 気管支喘息などのアレルギー疾患の炎症部位には,好酸球,肥満細胞,Tリンパ球などが浸潤している.このうち,アレルギー反応の誘導にはTリンパ球が,組織障害には女子酸球や肥満細胞が重要な役割を果たしている.従来のアレルギー治療薬は,好酸球や肥満細胞などのエフェクター細胞の機能を抑制することを目標に開発されてきた.しかし,アレルギー性炎症にかかわるさまざまなサイトカインについての研究が進展しTh1とTh2という概念が認知されるに至り,アレルゲンに対する免疫応答の方向性を決定するT細胞に焦点を当てたアレルギー制御が注目されている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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