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文献詳細

雑誌文献

臨床検査43巻5号

1999年05月発行

文献概要

研究

Variable Number of Tandem Repeat(VNTR)多型解析を指標とした同種骨髄移植後の生着確認

著者: 舞木弘幸1 丸山芳一1 国分寺晃2 谷脇清助2 大西浩史3 肥後恵子1 小浜浩介1 納光弘1

所属機関: 1鹿児島大学医学部附属病院輸血部 2兵庫医科大学病院輸血部 3住友金属

ページ範囲:P.587 - P.591

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 同種骨髄移植後の生着確認を,DNA多型性の1つであるvariable number of tandem repeat(VNTR)多型解析にて行った.全症例VNTRマーカのMCT-118(D1S80)およびYNZ-22(D17S5)にて骨髄生着を確認した.生着確認に要した日数は,22日(17~27日)と短期間であった.major ABO不適合(donor→recipient,A→O)の移植症例では,血液型の変換に41日間要したが,YNZ-22を用いたVNTR多型解析では22日間と早期に生着確認可能であった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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