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文献詳細

雑誌文献

臨床検査43巻5号

1999年05月発行

文献概要

資料

自動血球分析装置(SE-9000)IMIチャンネルを用いた末梢血幹細胞の至適採取時期の検討

著者: 富山順治1 安島厚1 藤田浩1 工藤秀機1 小野澤康輔1 足立山夫1 松井和子2 前田陽子2 黒田彰2

所属機関: 1東京都立墨東病院内科 2東京都立墨東病院検査科

ページ範囲:P.599 - P.602

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 末梢血幹細胞移植(PBSCT)において末梢血幹細胞(PBSC)を有効に採取する時期の決定には未だ確実で有用な手段はない.最近自動血球分析装置(SE-9000)のIm-mature Information (IMI channel)で造血幹細胞の検出が可能と言われており,われわれはPBSC採取時期の末梢血IMI%,白血球数,単球(%),血小板数と,採取された幹細胞(CD34陽性細胞数)との相関を検討したところ,末梢血IMI%が最も有意に採取幹細胞量と相関し,しかもIMI%≧10%であれば有効なPBSC採取が可能であることがわかった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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