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今月の主題 高血圧と臨床検査 本態性高血圧症の成因
高血圧の遺伝子的背景
著者: 川口秀明1
所属機関: 1北海道大学医学部臨床検査医学
ページ範囲:P.627 - P.631
文献購入ページに移動 分子遺伝学的な解析によってレニン―アンジオテンシン系と高血圧の関連が多くなされているが,現在のところレニンとACE遺伝子の高血圧へのかかわり合いは少ないようである.しかし,アンジオテンシノゲン遺伝子多型性のうちM235Tは高血圧との関連が示唆されている.すなわちTT型またはTM型の遺伝子を持った者は,野生型のMM型の遺伝子を持つ者より高血圧患者が多いと報告されている.
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