icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査43巻6号

1999年06月発行

今月の主題 高血圧と臨床検査

本態性高血圧症の成因

高血圧の遺伝子的背景

著者: 川口秀明1

所属機関: 1北海道大学医学部臨床検査医学

ページ範囲:P.627 - P.631

文献概要

 分子遺伝学的な解析によってレニン―アンジオテンシン系と高血圧の関連が多くなされているが,現在のところレニンとACE遺伝子の高血圧へのかかわり合いは少ないようである.しかし,アンジオテンシノゲン遺伝子多型性のうちM235Tは高血圧との関連が示唆されている.すなわちTT型またはTM型の遺伝子を持った者は,野生型のMM型の遺伝子を持つ者より高血圧患者が多いと報告されている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら