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今月の主題 高血圧と臨床検査 本態性高血圧症の成因
病態に果たす腎性機序
著者: 保嶋実1
所属機関: 1弘前大学医学部臨床検査医学教室
ページ範囲:P.638 - P.643
文献購入ページに移動 血圧調節や高血圧の成因・病態に果たす腎性機序に関して,糸球体血体動態についての基礎的な研究から,多くの新知見がもたらされた.腎の基本的な役割である体液の恒常性に深く関与する尿細管糸球体フィードバックやレニン分泌の異常が血圧―利尿曲線の変化を介して,血圧異常を引き起こすとするものである.詳細な機序についてはいまだ十分に明らかにされていないが,今後の研究の進展が期待される.
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