icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査43巻6号

1999年06月発行

文献概要

今月の主題 高血圧と臨床検査 生理活性物質

副腎および脈管ステロイド

著者: 畠山治彦1 宮森勇1

所属機関: 1福井医科大学第3内科

ページ範囲:P.644 - P.647

文献購入ページに移動
 鉱質コルチコイドや糖質コルチコイドは高血圧の発症に関与する副腎ステロイドとして知られている.副腎内分泌性高血圧症はこれらの過剰産生という形で現れることが多く,全高血圧症に占める割合はそれほど高くないのが現状である.しかし,血管壁など副腎外での生成系が明らかにされたことにより,これらステロイドが内分泌性高血圧のみならずいまだ原因の明らかでない本態性高血圧の発症に関与している可能性がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?