文献詳細
文献概要
今月の主題 高血圧と臨床検査 生理活性物質
副腎および脈管ステロイド
著者: 畠山治彦1 宮森勇1
所属機関: 1福井医科大学第3内科
ページ範囲:P.644 - P.647
文献購入ページに移動 鉱質コルチコイドや糖質コルチコイドは高血圧の発症に関与する副腎ステロイドとして知られている.副腎内分泌性高血圧症はこれらの過剰産生という形で現れることが多く,全高血圧症に占める割合はそれほど高くないのが現状である.しかし,血管壁など副腎外での生成系が明らかにされたことにより,これらステロイドが内分泌性高血圧のみならずいまだ原因の明らかでない本態性高血圧の発症に関与している可能性がある.
掲載誌情報