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文献詳細

雑誌文献

臨床検査43巻6号

1999年06月発行

文献概要

シリーズ最新医学講座―遺伝子診断 Application編

多発性嚢胞腎

著者: 太田樹1 花井順一2

所属機関: 1公立昭和病院腎臓内科 2財団法人癌研究会癌研究所生化学部

ページ範囲:P.688 - P.695

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はじめに
 多発性嚢胞腎(polycystic kidney disease; PKD)は,多数の腎嚢胞の形成と腎実質の萎縮および線維化を伴い,進行性に腎機能が低下し末期腎不全に至る疾患である1).1997年末現在,わが国では透析患者全体の約3.2%(5,521人)を占めている2)
 PKDは,常染色体優性遺伝型多発性嚢胞腎(auto-somal dominant polycystic disease; ADPKD)と常染色体劣性遺伝型多発性嚢胞腎(autosomal ressecivepolycystic kidney desease;ARPKD)とに分類される3)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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