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文献詳細

雑誌文献

臨床検査43巻8号

1999年08月発行

文献概要

今月の主題 輸血検査 各論―同種抗体の検出

好中球

著者: 倉田義之1 林悟1

所属機関: 1大阪大学医学部附属病院輸血部

ページ範囲:P.869 - P.873

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 抗好中球同種抗体を検査する検査法には,①蛍光抗体法,②好中球凝集法,③赤血球受身凝集法(MPHA),④MAIGA assayなどの方法がある.各方法には利点,欠点があり現在のところ標準的な検査法は決まっていない.蛍光抗体法,好中球凝集法が最も広く実施されている.一方,わが国においてはMPHAが普及している.抗好中球同種抗体は新生児同種免疫性好中球減少症や非溶血性輸血副作用(輸血後の発熱反応や輸血関連急性肺障害)などに関与している.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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