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文献詳細

雑誌文献

臨床検査43巻8号

1999年08月発行

文献概要

今月の主題 輸血検査 技術解説

輸血後GVHDの診断のためのマイクロサテライト法

著者: 内田茂治1 矢作裕司2 田所憲治3

所属機関: 1日本赤十字社中央血液センター検査部検査二課 2日本赤十字社中央血液センター医薬情報部医薬情報三課 3日本赤十字社中央血液センター

ページ範囲:P.880 - P.886

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 輸血後の移植片対宿主病(graft-versus-host dis-ease;GVHD)は血液製剤中に含まれるドナー由来のリンパ球が輸血を受けた患者に拒絶,排除されずに,逆に患者の組織を非自己と認識して攻撃することによって起こる病態で,死亡率の高い重篤な輸血副作用である.輸血後GVHDの診定診断には,患者の末梢血中や組織に他人のリンパ球が生着していることを証明する必要があり,マイクロサテライト法は迅速・簡便な方法として有用である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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