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私のくふう
ケルンエヒト赤迅速調製法―Non Boiling Method
著者: 若松菊男1
所属機関: 1日本赤十字社医療センター病理部病理
ページ範囲:P.936 - P.936
文献購入ページに移動1.はじめに
鉄イオン染色,メラニン色素染色などの後染色として,ケルンエヒト赤が多用されている.これは,人工的に合成されたタール色素であり,水に溶け難く,染色液を作るには沸騰させた5%硫酸アルミニウムに溶かす.完全に溶かすためには,10分間以上,煮沸を続ける必要があり,時間のかかる方法である.
保存の面では,5%硫酸アルミニウム溶液なので,カビ,細菌が繁殖しやすく長期保存は困難である.
鉄イオン染色,メラニン色素染色などの後染色として,ケルンエヒト赤が多用されている.これは,人工的に合成されたタール色素であり,水に溶け難く,染色液を作るには沸騰させた5%硫酸アルミニウムに溶かす.完全に溶かすためには,10分間以上,煮沸を続ける必要があり,時間のかかる方法である.
保存の面では,5%硫酸アルミニウム溶液なので,カビ,細菌が繁殖しやすく長期保存は困難である.
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