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文献詳細

雑誌文献

臨床検査43巻8号

1999年08月発行

文献概要

私のくふう

ケルンエヒト赤迅速調製法―Non Boiling Method

著者: 若松菊男1

所属機関: 1日本赤十字社医療センター病理部病理

ページ範囲:P.936 - P.936

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1.はじめに
 鉄イオン染色,メラニン色素染色などの後染色として,ケルンエヒト赤が多用されている.これは,人工的に合成されたタール色素であり,水に溶け難く,染色液を作るには沸騰させた5%硫酸アルミニウムに溶かす.完全に溶かすためには,10分間以上,煮沸を続ける必要があり,時間のかかる方法である.
 保存の面では,5%硫酸アルミニウム溶液なので,カビ,細菌が繁殖しやすく長期保存は困難である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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