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文献詳細

雑誌文献

臨床検査44巻10号

2000年10月発行

文献概要

今月の主題 脂質代謝関連検査項目についての再検討 総論

血清脂質と動脈硬化症についての基礎的成果

著者: 横出正之1

所属機関: 1京都大学大学院医学研究科臨床生体統御医学講座(加齢医学)

ページ範囲:P.1052 - P.1058

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 血清脂質が粥状動脈硬化に如何に関与するのかという設問に対する回答のきっかけは,モデル動物の開発に加えて近年の分子細胞生物学の進歩が大きく寄与している.分子レベルの検索により粥状動脈硬化病変進行の各段階に関与する分子群が相次いで同定されるとともに,発生工学技術の進歩により単に培養細胞の実験系にとどまらず個体レベルでも実証されつつある.本稿では脂質代謝と粥状動脈硬化の病因論について最近の成績をまじえて考察したい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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