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今月の主題 脂質代謝関連検査項目についての再検討
総論
文献概要
虚血性心疾患では,高コレステロール血症が大きな危険因子であり,強力な脂質低下剤であるHMG-CoA還元酵素阻害剤による確実なコレステロール低下作用に基づく多数の大規模臨床試験の成績が報告された.そして,冠動脈硬化症の発症予防を目的とした一次予防試験でも,再発予防を目的とした二次予防試験でも,その有用性が実証されている.したがって,虚血性心疾患の予防,進展阻止には,コレステロール低下療法が重要である.
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