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今月の主題 脂質代謝関連検査項目についての再検討 各論
各種脂質代謝関連検査の実質的意義の再評価
著者: 山本章1
所属機関: 1兵庫医科大学第4内科,箕面市立老人保健施設
ページ範囲:P.1074 - P.1079
文献購入ページに移動 総コレステロール,LDLとHDLコレステロール,トリグリセライドは一般の医師にとって動脈硬化の危険因子を正しく評価するうえで不可欠の数値である.これと電気泳動あるいは高速液体クロマトグラムによるリボ蛋白パターンがあれば,治療効果の評価に役だつ.アポリポ蛋白は一度測定して大きな変動や欠損を把んでおけばよい.あとの詳しい項目(small denseLDL;Lp (a),リパーゼなど)はサービス機関としてのリピドクリニックにまかせて総合判定を還元してもらうのが最善のやり方と考えられる.
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