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今月の主題 脂質代謝関連検査項目についての再検討 各論
酸化LDL検査の臨床的意義
著者: 長谷川昭1
所属機関: 1群馬大学医学部第2内科
ページ範囲:P.1080 - P.1084
文献購入ページに移動 板部らが作成したヒトの粥状動脈硬化巣ホモジネートを抗原としたモノクローナル抗体(DLH3)と抗アポB抗体とを用いた酵素免疫測定法により血中酸化LDLを測定した.健常者では性別による差はなく,加齢により上昇傾向を認めた.リボ蛋白(a)と相関を認め,LDL―コレステロールとは弱い相関を認めた.冠動脈硬化患者は酸化LDLが有意に上昇していたが,病変枝数との関連性はなかった.酸化LDLは動脈硬化性病変の存在を示す指標と考えられる.
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