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特集 細胞診―21世紀への展望 第1章 細胞診―現状の問題点と今後の方向性
2.脱"パパニコロウ分類"の動きと報告様式の再構築
著者: 水口國雄1
所属機関: 1帝京大学医学部附属溝口病院臨床病理科
ページ範囲:P.1169 - P.1172
文献購入ページに移動はじめに
今日の細胞診の基礎を作り,発展させた功労者はPapanicolaouである.彼が提唱した採取細胞の異型度に対するクラス分類(パパニコロウ分類,以下,Pap分類)は,現在わが国で種々に形を変えて広く使用されている.しかし,時代が進むにつれ,そのクラス分類について多くの問題点が指摘されるようになった.1988年の婦人科頸部におけるベセスダ方式の提唱を始めとして細胞診の報告様式についていろいろな論議がなされている1)が,その問題点・現状・今後のあるべき姿を考えてみたい.
今日の細胞診の基礎を作り,発展させた功労者はPapanicolaouである.彼が提唱した採取細胞の異型度に対するクラス分類(パパニコロウ分類,以下,Pap分類)は,現在わが国で種々に形を変えて広く使用されている.しかし,時代が進むにつれ,そのクラス分類について多くの問題点が指摘されるようになった.1988年の婦人科頸部におけるベセスダ方式の提唱を始めとして細胞診の報告様式についていろいろな論議がなされている1)が,その問題点・現状・今後のあるべき姿を考えてみたい.
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