icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査44巻11号

2000年10月発行

文献概要

一口メモ

偽リンパ腫

著者: 元井信1

所属機関: 1福山市医師会総合健診センター病理診断部

ページ範囲:P.1176 - P.1176

文献購入ページに移動
 偽リンパ腫とは臨床的あるいは病理学的に悪性リンパ腫に類似しているが,本態はリンパ球の浸潤を主体とする反応性病変の病理組織学的名称である.しかし,その疾患概念は曖昧で,本来はその本質的な病変名を付すことが望ましい.
 偽リンパ腫はさまざまな外的刺激(薬剤,異物,刺虫,紫外線,感染症など)や原因不明に発生する.偽リンパ腫は,一般にはリンパ節そのものの病変に対する診断名としては用いられず,リンパ節外臓器の病変でほとんどの症例がB細胞,特にMALT由来の病変に対して用いられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?