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特集 細胞診―21世紀への展望 第2章 検診・外来診療における細胞診の役割
4.肺癌検診
著者: 斎藤泰紀1 菅間敬治1 佐藤雅美2 佐川元保2 薄田勝男3 佐藤博俊4
所属機関: 1国立仙台病院呼吸器外科 2東北大学加齢医学研究所呼吸器再建研究分野 3磐城共立病院呼吸器科 4宮城県対がん協会
ページ範囲:P.1222 - P.1226
文献購入ページに移動「労多くして効少なし」と,米国は肺癌集検のみならず,喀痰細胞診自体にも断じて久しい.
一方,わが国における肺癌検診は,昭和62年度から老人保健法の事業として取り入れられ,厚生省の事業報告1)では平成9年度の受診者は7,061,535名で,男女比は1:1.91,肺癌の発見は3,436名,粗発見率は10万対48.7とされている(表1).厚生省は2),人間ドックを含めると年間約1,023万人が受診していると推定している.
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